外壁工事の塗膜の付着

外壁工事において、塗装の最大の目的は、物体を美しく保ち、その性状を保護すること にあるが、そのためには、液状の塗料が硬化して膜状になった後、物 体にしっかりと付着していなければならないことです。

付着力の良し悪しは、塗料の特性を評価する上で非常に重要な問題 であり、なぜ付着するのか、どれだけの力で付着しているのかという ことについて種々の理論的な考察が発表されています。

これらの理論は単純明快で、はないので、簡単に理解することは容易 でないが、要約すれば、基本的には「分子間の引力」であると言われ ています。

分子聞の引力とは、オランダの物理学者であるファンデルワールス が、分子論的な考え方から解明したものであり、「ファンデルワールス力」と呼ばれている。他の分子同士の結合にくらべてファンデルワー ルス力は非常に微弱な結合エネルギーであるが、付着する物質(ポリ マー)の分子量が非常に多いので、個々の分子の極性基同士が引き合うことにより異なる分子を結合させるエネルギーとなっています。 これらのエネルギーを理論計算すると、その力は、 1トン/ccm以上の大きな力になると言われています。