外壁工事の原料②

顔料とは、水や溶剤等の溶媒に溶けず、色彩を持ち、塗料や化粧料の着色に用いられる微粉末と定義されており、分類すれば、着色顔 料、体質顔料、その他防錆性能や耐熱性、貼り紙防止等の機能性を与 えるための顔料がある。

塗膜の表面に光があたると、塗膜の顔料により特定の波長が吸収されるか反射されるのが着色顔料です。白色は、大部分が反射し、黒色は、大部分が吸 収されることになるが、人間の目で見ることのできる波長帯(可視光線)については波長が反射され、その反射する波長帯の色が塗膜の色を示します。

着色顔料については少量で均一に着色し、隠蔽力があって、いつまでも退色しないという品質性能が要求され、通常、顔料は一定の基準により性能が評価されます。評価対象の顔料を予め標準として定めた顔料と混ぜ合わせ、同じ色になったときの相対的な値(混合した量の逆数)で評価します。従って、着色力が強い顔料は、混合する顔料が少ないというメリットがあります。顔料を混ぜたときの不透明度合をいい、通常、下地を完全に隠すことのできる最小厚さの塗膜の単位面積当たりに含まれる顔料の量の逆数 (Cnf/g)で表すことになっています。隠蔽力が大きい顔料は比較的少量の顔料を混ぜることにより下地を隠すことができます。このように、隠蔽力や着色力が強ければ少量の顔料で、目的とする 色が得られるわけですが、弱い場合は、厚塗りするか、より多くの 塗料を混合せざるを得なくなります。顔料の比率を高めると、塗膜の着色 や隠蔽力は高まるものの、塗膜の性能は低下することになる。

これらの性能は、外壁工事に使われる顔料の濃度を、乾燥した状態の塗膜に含まれる顔 料の成分比です。顔料容積濃度で表し、ある一定の値になると、光沢が低下し多孔質になって水分等を通しやすくなるのです。このときの PVC値を限界顔料容積濃度と言います。この着色顔料には、有機系と無機系の顔料があります。有機系顔料は、一般的に、色が鮮やかなものの隠蔽力が弱く、紫外 線を受けて退色しやすく、特別な色を除いて、屋外の用途に適してい ないので、外壁塗料の着色には、もっぱら無機系顔料が使われます。