外壁工事と塗膜

外壁に塗られた塗膜は、外壁の基材を被覆して、紫外線や有害な影響を遮断して、外壁自体の劣化を防ぐ役割をしています。 塗料の膜が劣化した段階で塗り替えれば、基材自体の耐久性を伸ばすことが出来るので、耐久性のある塗料を採用することは、建物の維持管理にとって非常に重要なことといえます。外壁に塗布された塗膜に汚れが付着した場合、建物が非常に見苦しくなります。現実に、外壁を塗り替えるお客様の多くは、塗膜が劣化したというよりも、「汚れ」を気にして塗り替えを決断されていることが多いようであり、「汚れにくい」ということも重要な要求品質です。

ここでいう「汚れ」とは、乾燥途中に塵挨等が付着する現象ではなく、塗膜が乾燥後に時間が経過して発生した汚れのことであるが、こ の汚れを防ぐためには、「汚れ」が発生する要因を知り、汚れとは何 か、どうしたら汚れないかということも考えなくてはなりません。

合成樹脂は、一般に帯電しやすい物質であり、塗膜の表面も静電気を帯びて、ホコリを誘引して付着させる。 洗剤等に用いられる界面活性剤を使い静電気を逃すことにより汚れ防止をすることが出来ます。

塗膜の表面に艶がない場合、落ち着いた感じの仕上りが得られるが 汚れやすい場合がある。表面に艶を持たせた平滑な表面の場合は、外 観上、光って見えるので、住宅の外装として嫌われる場合があるが、ゴミの付着しにくい表面であるといえます。 また、セメント系外壁に使われる弾性塗料の場合、塗膜面に付着しているゴミは、塗膜が粘着性があってやわらかいのでゴミが刺さるよ うにして付着しています。従って、塗膜面を硬くして、物理的に刺さら ないようにすれば、汚れにくくすることが出来ます。また、従来の外壁塗料は、耐侯性が劣っているために、チョーキング現象をきたして表面に粉がふいた状態になることが多かったです。そのため、 表面に汚れが付着しても、雨が降れば一緒に流れ落ちて汚れがつかな いという外壁工事における「セルフクリーニング」というメリットもありました。